雨宮まみが死んだ

雨宮まみが死んだ。べつにぜんぜん読んでも追っても見ても慕ってもいなかったのに、ときどきインターネットのどこかで彼女の文章と出会うたびに「雨宮まみ」という現象がじぶんのなかで確固たるものになっていくのがわかった。雨宮まみが死んだらしい。ぜんぜん知らないし会ったことも勿論ないけど。雨宮まみは死んだ。死んだところでこちらからの彼女にたいするアクセスの仕方なんて0.001ミリも変わらないのに。さよなら。iPhoneの向こうのひと。インターネットの僻地で見惚れた文字が脳裏に閃いて消えないままだ。