2016-05-23から1日間の記事一覧

谷底

渋谷へ行くことはよくあるけど、どれも俯向くような記憶でうまく思い出せない。藤原新也の『渋谷』がわたしの手段で、駅では常に岐路に立たされる。落ち窪んだ谷間に駅があり、坂の頂上の向こうには何があるかわからない。谷底ではいつもだれかを待っていて…