きみの声が、折りたたまれたことばをひらくこと、ヘッドフォンの暗闇にだけ本音があらわれることに、あまりにも忙しない季節のなかで、人はいつまでも気づけずにいる。 2千年後、とか、世界が変わるのってたぶんそのくらいで、3年。急展開とかあるわけないし…
この夜。この夜が心臓に立ちこめる愛しさを暴き出すこと、そのあとに、現実がひどくやさしく現れるこの夜に、温度なんて要らないものだろう。寂しいと思ったことなんて一度もなかった。なのに、胸のなかが空っぽで、この物足りなさは何なのだろう。苦しくて…
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