告白

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なにもかも通り過ぎて使い果てて動かなくなった 想像して想像して想像して想像して行動に移さない わたしはぜんぜんがんばれないから

ここ数年は好意に応えることをぱったりやめてしまっていたので、わたしはありがとうって言った、そしたらはっきり伝えてくれて、だけどかたちだけ曖昧なまましてくれて優しかった わたしがきちんと明確に鮮やかに境界を跨いでしまったときの心圧を鑑みればほんとうに落ち込んでしまってダメになってしまう

たぶん奥のほうではまだ男のひとがこわい 生温かい夏の予感みたいな風なのに内臓がぶるぶる震えていて、はじめてからだをひらいたときに似ていると思った 覆い被さる夜闇はひどくやさしくて、柔らかなわたしを迫害する せんせい、とわたしの口が言い、どんどん自分が遠くへ行くような感じがした こわくて、みじめで、ぜんぜん大丈夫になれなくて、きもちだけがつよくて毅然としてて平気でまともで、肉体が付いてきてくれない いつもそう ハタチになったときみたいなきもち 圧倒的っぽい境界を跨いだのに毎日や自分自身はなんにも変わらない わたしはバカだと思う ほんとうにバカすぎて呆れる 恋情に断絶がないほど相対的に断絶がうまれるということ じぶん何言ってるかわかんねーなまじ